梨木果歩さんの「水辺にて」を読んでいます。
もともと好きな作家である梨木果歩さんが、
水辺、それもカヤックの事をたくさん書いています。
そりゃ、涎ものです。
まだ途中なのですが、瑞々しく、美しいエッセイです。
忙しくてすっかり忘れていたはずの「カヤック熱」を思い出してしまいました。
こりゃ大変です・・・
”カヤック”もしくは”カヌー”・・・僕にとって魅力的な言葉です。
ハワイ・オセアニア地域のカヌー文化、イヌイットのカヌー文化、
もっと近いところでは沖縄のサバニの文化など
なぜか、気になってしょうがないのです。
例えば、星と潮流から現在地を割り出す伝統航海術というものがあります。
知ってますか?
ハワイや、オセアニアの島々で歌として受け継がれた、
近代的な航海機器を使わず、ナビゲーターの五感だけに頼った航海術です。
アメリカに組み込まれて多くの文化を失ったハワイで
自らのルーツを取り戻そうという大きなムーブメントが起こり、
今、この伝統航海術は現代に復活しています。
(興味のある人は本を探しましょう)
復活させたハワイのナイノア・トンプソン、その伝説を裏付けた船ホクレア号は、
「最終的に日本を目指す」と語っています。
なんと、日本までの航海の歌がちゃんと伝えられているのです。
(つまり古代に日本→ハワイ等の航路が存在していた?)
この言葉にドキドキする日本人は今どれくらいいるんでしょう?
当然ながら、ただ「来た」というのじゃ意味がない。
実現するためには日本側の準備がまだまだ足りないかもしれませんね。
・・・しかし、ただ書いてるだけでも興奮しますなぁ!
PR