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たいらしんやのブログです。とりあえずアルバムの制作状況とか、日記的な事を書いてみます。
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フジコ・ヘミング
先日、フジコ・ヘミングのコンサートに行ってきました。
すごかったです。あんな壮絶なライブは初めてでした。

たまたま、もう一人のピアニストとの共演だったのですが、
そのために、かえって音の違いが際立っていました。

最初に登場したもう一人の男性ピアニストは
どちらかというと透明感を感じる気持ちいい感じの演奏でした。
奥さんがバレエの人で、ピアノにあわせて踊ったりもして、
終始幸せな感じを受けました。

そして次がフジコ・ヘミングだったのですが・・・
その演奏を聴いて、まずはオスカーピーターソンを思い出しました。
一瞬で、「こりゃ上手い」と思いました。
今考えても、聴感的にはオスカーピーターソンに近いと思います。
なんというか、早いパッセージでも全ての音の粒がくっきりと聞こえる感じです。
変な例えですが、細かい音の泡をずっと浴びているような感じで、
コンサートの後は、銭湯とかにある泡風呂に入った後の様な感じがした程です。

ただ、フジコさんがオスカーと全く違う点があります。
音楽のジャンルが違うというのもあるでしょうが、なにしろフジコさんは本当に「壮絶」なんです。
聴いている間ずっと、「どれだけの犠牲を払えばこんな壮絶な音を出せるのか」と
鳥肌を立てながら考えていました。
僕も一応長く音楽に携わって来た人間なので、
普通の人よりも沢山の人の音を聴いてきたと思っています。
しかし、あの音はありえない。神と鬼の中間とでも言いましょうか??
あの演奏をする人が今生きているということがすごく不思議に思えました。

こればかりはCDでもなかなか伝わらないものだと思います。
正直な話、そんなにあと何年もこのコンディションが続くとは思えません。
そうなる前に、生で聴ける人は是非聴くべきですよ。
あと思ったのは、フジコさんはソリストです。
つまり、ソロでその真価を発揮するタイプの人だと思います。
聴くならソロですよ。

一人の音楽を愛する人間として、
同時代に生き、生の演奏を聴けたことを本当に嬉しく思います。
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